こんにちは!ずま氏です!
今日は「片親育ちは歪んでる」について考えてみました。
片親で子育てされてる方は、一度はググったことがあるのではないでしょうか。
この言葉、物凄くインパクトがありますよね。
僕は立派な差別用語だと思っています。
片親で育った僕は、まるで何も知らない赤の他人から人格否定をされた気分になります。
はっきり言って非常に不愉快です。
現在片親で子育てをされてる方は、とても不安な気持ちになるかと思います。
大切に育てている我が子が歪んだ性格になるなんて言われたら嫌ですよね?
この記事では「片親育ちは歪んでる」説を全力で否定したいと思います。
この記事を見れば、もうこんな愚説に惑わされることはありません!
明日からきっと気分良く子育てができます!
是非最後までお付き合いください。
「片親 歪み」でググってみた
早速ググってみました。
もう出るわ出るわ。
片親に対する偏見がたくさん出てきました。
特に掲示板は過激なコメントが多いですね。
”普通の家庭で育っていない=歪むに決まっている”
こんな感じの書き込みがありましたが、なんの証拠にもなりません。
ブログを見てくれている方が気を悪くするといけないので詳しい内容は省略します。
なかには片親育ちを擁護してくれるコメントもありますが、やはり偏見の目は確かにあります。
本当に片親が原因で性格が歪むのでしょうか。
「性格歪んでいる子供 原因」でググってみた
今度は片親に限らず、性格が歪んでいる子供を軸に検索してみました。
・親の躾(叱り方、言葉、暴力)
・環境(人間関係、家庭環境、教育環境)
・遺伝(メンタルの弱さ、協調性)
言い回しは違いますが、大きく分けてこの三つに分類されました。
性格が歪む要因は親だけにあるとは限りません。
教育環境や友人関係でも全く違ったものになりますよね。
このなかで片親は環境に分類されるかと思います。
片親で検索したときとは違い、悪意や偏見のある言い回しは無くなりました。
片親育ちの性格が歪むと言われる要因は、上記の三つの理由をあてつけられているように感じます。
片親だから性格が歪むの?
片親育ちだから性格が歪むなんていうことはありません。
片親や両親に限らず、性格が歪む人は歪みます。
よく考えてみれば当たり前ですよね。
僕自身片親で育ちましたが、性格が歪んでいると言われたことはありません。
もし歪んでいたとしたら、10年間も婿を続けるのは無理だと思います。
おそらく一年目で実家に帰ってます。笑
せっかくなのでもう少し掘り下げてみましょう。
戦中、戦後と母子家庭
第二次世界大戦後の戦中、戦後にかけては戦争未亡人が多くいました。
つまり母子家庭で育つ子供が多かったのです。
それどころかたくさんの戦争孤児がいました。
それなのに当時の片親育ちの弊害や性格の歪みってあまり聞きませんよね。
そのころは今より大家族や複合家族の割合が多かったので一概には言えませんが、少なくとも今よりは母性が豊かな母親や家庭が多かったのではないでしょうか。
大事なのは”母性”だと仮定して考えてみましょう。
母性と父性で考えてみる
・母性(ありのままを受け入れる無償の愛)
・父性(ルールや責任、約束など社会性を身に付けさせる愛情)
子供が育つ上で、母性と父性は必要なものです。
健全に子供を育てるためには、まずは母性をたっぷり与えて、その上で必要なところで父性を与えることが重要だと言われています。
このことからもわかるように、やっぱり子供のありのままを受け入れてあげるのって一番大事なんだと思います。
ありのままを受け入れてあげるのは他人ではなかなか難しいですよね。
僕も子育てしていて、どうしても自分の理想や都合を押し付けてしまうことがあります。
「習い事は一生懸命やらなくちゃいけない。」
「ご飯は残さず全部食べなさい。」
「ちゃんと早く寝て早く起きなさい。」
ついこんなことを言ってしまいます。
でもこんなの大人の都合ですよね。
習い事は楽しければいいですし、ご飯は無理して食べても仕方ありません。
早く寝て早く起きるのだって、子供にはそう言うくせに自分は早寝せずに毎晩晩酌しています。
本当に反省すべきだなと思います。というか反省しております。
だからその分僕は、”ありのままを受け入れる”という愛情を意識して子育てをしています。
そのほうが自分も楽ですし、何より子供が苦しい顔をしないんです。
大人だって口うるさい人が身内にいたら嫌ですよね?
子供だって嫌なんです。
それに加えて、子供ってその環境から逃げ出せないんです。
子供の身になって想像したら最悪ですよね?
なので、まずは無償の愛。
このほうがみんなハッピーです^ ^
父性は誰からでも吸収できる
それによく考えてみてください。
父性って別に父親じゃなくても与えてあげられるんですよ。
ルールや責任を守るのって、学校でだって習いますよね。
習い事をしてれば厳しい先生に教わることだってあるかもしれません。
子供って賢いですから、周囲の大人たちから成長に必要なものを吸収できるんです。
父性なら必要であれば周りの大人からも吸収できます。
だけど”母性的な無償の愛”って他人があたえるのは難しいですよね。
他人が自分の子供に無償の愛を与えられるかを考えたら、不安じゃないですか?
自分が他人の子供に無償の愛を与えるのって難しいですよね?
大袈裟に言うと、子供に無償の愛を与えることできるのは一緒に暮らす家族だけです。
そう思って無償の愛を与えてあげるのが子供にとって一番大切だと思います。
機能不全家族
機能不全家族とは
・家族同士の不仲
・生活貧困
・子供に対する虐待、過剰な期待、育児放棄
以上の理由で家族の機能が正常に機能しておらず、身体的または精神的ダメージを受ける機会が日常的に存在している家族状態。
子供の性格を歪ませる原因は決して片親育ちではありません。
本当の理由は”機能不全家族”です。
機能不全家族の中で育てられた子供は”アダルト・チルドレン”と呼ばれることがあります。
このアダルトチルドレンがいわゆる”性格が歪んでいる”とされる人です。
そして機能不全を招く原因を作っている親を”毒親”と呼びます。
毒親は最近ではよく耳にするワードですね。
近年、親が子供に対して過度に期待しているように感じませんか?
子供が期待する親になるよりも、自分の望みを叶え自分を満足させるために子供を育てている親が多くなっているのではないでしょうか。
これも毒親の特徴の一つです。
受験や習い事も大切ですが、そこに親の過度な期待を背負わせて無理強いしてしまえば、それはもう機能不全家族です。
犯罪を犯してしまう青年が厳しい母親に育てられたケースが多いことはよく知られています。
こういった厳しい母親は母性よりも父性的な母親と言えるでしょう。
父性的な母親に育てられてうまくいかなかったケースというのが本当に多いそうです。
以上のことからも、全てを受け入れる無償の愛が最優先で子供に必要なものだとわかっていただけると思います。
まとめ 「機能している家族」になろう
片親育ちが歪んでいるというのは偏見です。
性格が歪んでしまう原因を作ってしまっているのは機能不全家族です。
機能不全家族になってしまう原因はさまざまですが、片親だから機能不全家族になるということはありません。
なかには、家庭内暴力や配偶者の借金癖など、機能不全家族にならないために片親で子供を育てる決断をした方もいるのではないでしょうか。
「ありのままを受け入れる愛情」で「機能している家族」になればきっと大丈夫です^ ^
より機能している家族を目指して僕も頑張ります!
片親に対する偏見の目や、心ない言葉に決して惑わされないでください。
不安になったらいつでもこの記事を見てください!
僕はいつでも片親で頑張っている人、子育てに悩んでいる人を応援しています。
最後まで読んでいただいてありがとうございました^ ^