「覚悟の磨き方」吉田松陰から学ぶ 必読の名著!!

覚悟の磨き方

こんにちは、ずま氏です!

この記事では名著 「覚悟の磨き方」を紹介します!

なるべくネタバレしない、本を読みやすくするためのレビューですのでご安心ください笑

この本、すんごく良い本です!!

この名著がたくさんの人に読まれるためのサポートができれば嬉しいです^ ^

 

覚悟の磨き方 外観

覚悟の磨き方

覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰

カバーがボロボロ笑

覚悟の磨き方

表紙を外すとこんな感じです。

ワインレッドでめちゃくちゃカッコいい!

なんだか魔術書みたいです笑

肌触りもいいので、この本を読むときはカバーを外して読んでいます^ ^

 

覚悟の磨き方 構成

この本には吉田松陰の名言・考え方が書かれています。

プロローグでは吉田松陰の生涯が描かれているのですが、最後に著者はこう締め括っています。

本当に後悔しない生き方とは一体なにか。この本を媒体として、ともに考えられたら嬉しく思う。

”吉田松陰をもとに覚悟の磨き方を学び、後悔しない生き方を考える”

これこそがこの本のテーマです!

この本には吉田松陰の名言が書かれています。

その数なんと176!!!

176もの名言は6つのテーマに分けられています。

  1. 心 MIND
  2. 士 LEADERSHIP
  3. 志 VISION
  4. 知 WISDOM
  5. 友 FELLOW
  6. 死 SPIRIT

 

各章の冒頭では、著者が吉田松陰から得た学び・解説が書かれているのですが、これが非常に面白い!!!

普通は章の最後に解説が描かれることが多いですよね。

この本では冒頭で著者の言葉を聞くことによって、知識欲が非常にくすぐられます!

おかげで吉田松陰のありがたいお言葉がスッと入ってきます。

肝心の本文はというと、、、

 

余白が多くて優しい。

これならスキマ時間や就寝前の読書でも気負わずに読書できますね^ ^

あとがきは短めです。

なんとたったの2ページ。

2ページのあとがきに、著者の吉田松陰に対する熱い思いが込められています。

 

吉田松陰の偉業

吉田松陰に関する知識がなくても問題なくこの本は楽しめます。

プロローグで簡単に説明されますのでご安心ください^ ^

ここでは吉田松陰の凄すぎるエピソードを紹介します!

 

9歳で藩校の兵学師範を務める

どんな9歳ですか笑

ほぼアニメキャラです。

松蔭は幼い頃から叔父による超スパルタ教育を受けて育ちました。

どれくらいスパルタだったかというと

講義の際に頬を蚊に食われたので掻いたら、叔父にボコボコにされた

親戚にこんなおじさんいたら嫌ですね笑

ですが叔父の言い分もきちんと書いてあります。

本を読むこと(学問)は『公』、頬を掻くことは『私』。

公私混同を許すと、いずれ私利私欲を貪る人間になる。

以上叔父の言い分でした。笑

叔父のスパルタ教育の甲斐あっての藩校明倫館の兵学師範です。

松蔭がいなければ今の日本は無いと言われますが、叔父がいなければ最良の教師としての松蔭もいなかったわけです。

僕たちが生きているこの世界も、先人たちの大変な苦労あってのものです。

そう考えると、叔父のスパルタ教育もあながち否定できないなぁと思う今日この頃です。

 

黒船に乗り込む

1853年に黒船が襲来。

兵法の専門家である松蔭はどうにか黒船率いる西洋に打ち勝とうと作戦を立てていました。

ですが実際に黒船の大砲を目にした松蔭は勝つことを諦めました。

ここからが松陰の凄いところで、なんと勝てないなら外国のやり方を学ぼうとしたのです。

しかし当時の日本は絶賛鎖国中。

海外渡航=死刑です。

普通の人なら諦めるところですが、松蔭は違います。

翌1854年に再び黒船が来るとすぐに行動に移ります。

なんと盗んだ小舟で黒船に乗り込んだのです。

まさかのノープラン。

これにはアメリカ艦隊も驚いたそうです。

この松蔭の破天荒すぎる行動が「明治維新」という大きな変革を生み出しました。

 

まだまだある吉田松陰の伝説

吉田松陰はネタが多すぎます。

はっきり言ってめちゃくちゃです。笑

あまりに長くなってしまうので、気になる方はこちら

 

吉田松陰が伝えたかったこと

この本に書いてある176の言葉には松蔭の思想が込められています。

松蔭の思想は、今を生きる僕たちには欠けているもののように思えます。

ですがそれは間違いなく現代に生きる僕たちに必要なものです。

松蔭の言葉は決して長いものではありません。

その証拠に、ページには余白が目立ちます。

ですが、松蔭の言葉にはその余白を埋める何かがあります。

たくさんある言葉の中で、僕の胸に響いた一節を紹介します。

 

認められる順番

よそ者としてどう見られるかは、気にしないでください。

自分がやりたいことも、とりあえずは置いておきましょう。

自分が今いる場所で、自分ができる目の前のことを、まずは精一杯やりましょう。

仲間だと認めてもらうのはそれからです。

いかがですか^ ^

新しい環境で頑張っている人なんてめちゃくちゃ響くのではないでしょうか!

人の道しるべにもなりうる素敵な言葉で、僕自身とても影響を受けました。

 

松蔭は本当に優れた教育者です。

松蔭が教鞭を取っていた松下村塾ではとんでもない数のエリートが生まれました。

  • 総理大臣2名
  • 国務大臣7名
  • 大学の創始者2名

松蔭が育てたエリートの数だけで、どれだけ日本に影響を与えたか分かります。

松蔭自身は超スパルタ教育で育ちましたが、生徒たちにスパルタ教育をすることはありませんでした。

入塾を希望する少年に松蔭はこう言ったそうです。

教える、ということはできませんが、ともに勉強しましょう。

この言葉通り、松蔭の生徒たちは松蔭とともに学び、思想が感化され、日本を変えるまでに至ったのだと思います。

 

おわりに

著者である池田貴将さんは吉田松陰を冒頭では「松蔭」、あとがきでは「松蔭先生」と呼称しています。

池田さんが松蔭先生と呼びたくなる気持ちがよく分かります。

この本を読んで松蔭先生から学べば、こんな僕でも日本をよりよく変えられる!

そんな気さえしてきます^ ^

ぜひ皆さんもこの良著を手に取ってみてください!

きっと読み終わる頃には、

「松蔭先生!」

吉田松陰をそう読んでいる一人の生徒になっているはずです!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!^ ^


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